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一周忌
 今日は父の命日だった。
身内だけの慎ましやかな一周忌の法要を終え、一息ついている。

父が旅立った日の事を思い出していると、そこからの時間の経過が一足飛びの現在に繋がって
まるで昨日の事のようにも思える。
けれど、あの日からの出来事を一つ一つ取り出してみると、単調な日々であっても、それはそれは
変化に満ち溢れていてほんの一年で起きたことだとは思えないようにも思える。

簡単に言ってしまえば、この一年は鍛錬の日々だった。
それだけ、私って人間が甘かったってこと。

この1年、父を思い出さない日はなかった。
父の残像は色あせるどころか日々追うごとに一層濃く鮮やかに更新されている。
それは時にとても悔しいほど。
父がこの家で担っていた仕事を私が引き継ぐ形となり、父の位置から物事を眺めるようになった時
37年間見えていなかった父って人の実像をリアルに感じるようになった。
余りにも滑稽な話だけれど、父が逝ってから、私は父を知った。父の葛藤含め・・・・
より近くに。
より深く。

そういう、父の実像をリアルに感じる瞬間というのは、単純に嬉しさばかりでなく、どちらかと言うと
悔しさに近いものがこみあげてきて、申し訳なさやら愛おしさやら感謝やらで、涙が止まらなくなる。

それでも、ただただ涙にあけくれているような時間を私には与えられなかったことは救いでもあるし
深い喪失感の中で淡々と生きていく術のようなものを、父が教えてくれているような気がしてならない。

出来ることなら、今の状態で父が帰ってきてもらいたい。
今の母、今の私、そこに父が居たら・・・
こーいうありきたりのセリフが、普通に至極切に心に浮かぶ。

この一年頑張ったのは、私よりむしろ母の方だと思う。
たった一年の間で、母はとても変わった。
父におんぶにだっこで依存しきっていたあの母が、今は週に3回デイケアセンターに通い
出されたご飯も残さず食べ、笑顔で帰ってくるようになった。
施設の人の話だと、近頃は積極的に会話にも参加するようになったという。
当初は「明日は行かない。」「ご飯まずい」「楽しくない。」と不満連発だったのが、
今は、「結構楽しいよ。」と、自分で起床し、洋服を着て、一人で化粧をするようにもなった。
ここ数年、ベッドからほとんど出ずに寝たきりの状態だったあの母が。

無理をさせているのだと、思う・・・
父がいたら、あのまま半分あっちの世界にいて、父の小言も我関せずのお気楽な母のまま
ずっといれたんだろうから・・・

おそらく、私の奮闘ぶりが余りに痛々しかったんだろう・・・。

父に依存していたのは、母だけではなく、私もそう。
そんなアマちゃんの私が、突然なんの手助けもない日常に放り投げられた。
そして、逝ってまもなくは、そんなアマちゃんの私に、母は父へと同じように依存心をむき出しに
して私をさらにいっぱいいっぱいにさせた。
「あゆちゃん、新聞がない。」「あゆちゃん、本を借りてきて。」「あゆちゃん、喉がかわいた。」
自分で出来ることすらしようとしなかった。
何も言わなかったら、一日中パジャマのままで、ベッドからおきあがることもなかった。
ご飯を出しても、「いただきます。」も「ごちそうさま」も言えなかった。
もちろん、ご飯の感想なんて何もなかった。

そんな時、よく父が「一言くらいなんか言ってくれよな。作る気がなくなるぞ。」
とぼやいていたことを思い出した。
それでも、あの時は、それで許されている母がいた。
母にとって父は心から甘えれる人だったから。
どんな怒りん棒の父でも、母にとっては世界で一番楽でいられる人だったから。

父がいた時は当たり前に許せていた事が、たった一人の存在が居なくなっただけで、
受け入れられなくなってしまった私がいた。
娘を育てることを優先としていきたい私にとって母の甘えを黙認できる状況ではなかった。
やれないことはしょうがない。
けれど、やれることはしてもらわないと家庭として機能しなくなる。
そんな思いがあった。

しかも子供っていうのは恐ろしくインプットが早く彼女は母のそれらの行動をよく観察していた。
そして真似ようとする。

おはよう
いただきます
ごちそうさま
ありがとう
ごめんなさい
おやすみなさい

それらを全て言わない母を見て当たり前と思って育ってほしくない、ってのが私の気持ちだった。

まずはそこから始めようよ。
母に繰り返し繰り返し伝えた。

何度も何度もぶつかった。
何度も何度もこれでいいのか、と自分に問いかけた。
何度も何度も自分が嫌になった。

あぁ〜〜〜も〜〜〜だめだ〜〜〜と思った時、何度もあった。
娘が病気になって、私も病気になって、やること山積みの時なんかは特にそうなった。
でも、そんな時は今とそれ以前を冷静に比較するように心がけた。
全く前進してないように感じても、三歩下がって二歩下がりながらでもほんの数ミリでも
確実に変化している家族の形が見えた。

よし!まだいける!
まだまだ頑張れる!

母にしても私にしても、頑張ろう、と思えたのは、娘がいたから。
娘の成長を、母と共に分かち合えていることが私と母を繋いでくれた。

子育てっていうけど、娘は私を育ててくれてる。
大人になって親孝行しなくなって、子供は子供の時に十分に親孝行してるんだって知った。

そして、節目の一年を迎えれた今、正直ホッとしている。
家族全員健康で無事に一年を過ごせたことに。
無事に過ごせることは当たり前のことじゃなかった。


今のこの状況が正解だとは思っていない。
母は私達とは離れ施設に入った方が、むしろ幸せなのかもしれないと常に心にある。

けれど、母が一緒に暮らしたい、と言ってくれている間は、出来る限り家族一緒に
暮らしていきたいと思っている。

親孝行したいから、じゃない。
私が後悔したくない、から。

父が逝くまでの最期の数カ月、共に過ごせたあの日々がなかったら私は今よりもっと
後悔していたはずだから。
あの日々がどれだけ私の救いになっているかを痛感しているから、今、母と離れるという選択肢を
選ぶことが出来ない。

母が自らの意志で、施設を選ぶ時が来るのか、先の事はわからない。

娘が二歳になったら、保育園に入れることだけは決定しているから、そこからまた
何かが動き出すんじゃないか・・・とも思う。

母のせいにして、私が自分の人生の一歩を踏み出さない、ような自分でありたくはない。
私は私の人生をしっかり歩む、その後ろ姿を、娘には見てもらいたいから。



がむしゃら

この言葉がこんなにピッタリな一年はないな(笑)

老けた・・・・
外見も中身も(笑)

親父ぃ、あんたが逝っちゃったせいで、なんか私、油が抜けちゃったよ・・・・
干物みたいな女になっちゃったよ・・・・
もともとたいして潤ってもなかったけどさ(笑)

「それくらいでちょうどいい」

そんな父の声が聞こえたような聞こえなかったような・・・・・


初盆でまた会おうね。


合掌





| Family -家族の軌跡- | 00:04 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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コメント
Yuki

こちらこそ、
ありがとね、yuki。
| Ayuco | 2012/07/24 11:49 PM |
全く、あんたって人はよぅ。。
亜祐子の文章読んでると、いろ〜んな事が浮かび過ぎて、
一言じゃとてもじゃないけど、終わらない。
でもあえて、一言にするなら…
「ありがとう」
ありがとね、亜祐子。
| YUKI | 2012/07/22 10:19 PM |
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